エンジンはブラケットを介して車体フレームに固定されます。エンジンマウントの役割は大きく分けて「支持」「防振」「制振」の3点です。良く作られたエンジンマウントはボディに振動を伝えないだけでなく、車両のハンドリングやステアリングフィールの向上にも貢献します。
設置構造
フロントサイドメンバには、車両右側のエンジンブロック上端と左側のパワーユニット回転軸上のトランスミッションを保持するブラケットが配置されている。この 2 点では、エンジンブロック下部が主に前後に振動するため、下部はトルクロッドによって回転軸から離れたサブフレーム位置に保持されます。これにより、エンジンが振り子のように振れるのを抑制します。また、右上ブラケット付近にトーションバーを追加して4点で保持し、加減速や左右の傾きによるエンジン位置の変化を調整しました。3 点式システムよりコストがかかりますが、エンジンのジッターとアイドリング振動がより効果的に軽減されます。
下半分には金属ブロックの代わりに防振ゴムを内蔵しています。この位置はエンジンの重量が真上からかかる位置で、サイドメンバーに取り付けられるだけでなく、マウントから引き抜かれてボディ内部の固い部分に取り付けられる。
クルマによって使用される素材や構造は異なりますが、一般的にエンジン搭載の固定箇所は2箇所しかありませんが、スバルの場合は3箇所となっています。エンジン前に1つ、トランスミッション側に左右に1つです。左右のエンジンマウントは液密です。スバルの設置方法はバランスに優れていますが、衝突の際にエンジンがずれて転倒しやすいです。
投稿時間: 2022 年 7 月 9 日
